リサ
リサちゃんが、ゆらきの小さなビオトープを見ています。

リサちゃんは4歳で、ママと一緒に上海からはるばるとやってきました。


伊勢神宮へお参りをしてから、赤福餅と一緒に登場です。

4歳にして、4ヶ国語(日本、中国、韓国、英語)と上海語が話せます。

大都会の上海で暮らしていて、自然と遊ぶのは初めてのようでしたが、
楽しくて、楽しくて帰るのがイヤになって「5歳になるまで ここにいる」とママに訴えていました。
ちなみに5歳まで半年以上あります。

2泊したのですが、その成長ぶりたるや、1年かかって蛙も無理かと思われるようなことが、どんどん起りました。        

「キリギリス」と言えず「リギリス」と言いながら、大きなキリギリスを3ぴきも虫籠に入れて大切にしていました。
夫には「ジジギリス」と聞こえたようです。

大人達が目をはなしているすきに、ぴょんぴょん跳ねる蛙を虫とり網で追っかけて捕まえ、さらにはビオトープで10センチほどの大きな蛙も捕まえました。
オドロキ! みんな言葉もでません。 

夜は花火、 最初怖くて持てなかったのに、終わりはぐるぐる回して火花を散らせ、終わるのが さみしくてイヤだった・・・

離れで泊ったのですが、朝リサちゃんが目を覚ましたら、ママは我が家の娘とお山へランニングに出かけて姿がみえません。

一人で縁に腰かけて鼻歌をうたいながら、足をブラブラさせてお庭を眺めてご機嫌、ママは 「家でも目を覚まして私が傍に居ないと大声で泣くのに・・・」と、驚きです。

もっと、もっと驚きがありました。
なんと、ママとしかお風呂に入らないリサちゃんが、我が家の夫と二人で
五右衛門風呂にはいったのです。    リサとパパ

最初は夫が入浴していて、リサちゃんは洋服のまま、スカートをめくって お風呂で遊んでいました。
夫が、「服を脱いでおいで」というと、「ハイ」といって一人で服を脱いで入って来たそうです。
それを遠目でみていたママは、「パパとでも入りたがらないのに・・・」と 唖然!

鮎の煮たのはリサちゃんは無理だろうとパスしたのですが、
ママのを一口もらって、「全部ちょうだい」 

いつも鼻歌をうたっていましたが、日頃ママはリサちゃんの鼻歌をあまり聞かないようでした。

自然の抱擁はなんて素晴らしい!

豊かな自然とゆっくりと流れる時間に身を委ね、わたしたち家族に溶けたリサちゃんとママ、きっと二人は、本当のリサちゃんとママに出会ったことでしょう。

リギリスと蛙にさようならをして、車の窓から身を乗り出し、見えなくなるまで大きな声で「さよならー」と手を振っていたリサちゃんの姿が、今も残っています。

5歳はとっくに過ぎて、6歳になっていたかもね・・・(現代版 浦島太郎?)

今度は上海で会いましょう。    再会













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